技能試験当日の流れと机の置き方|着席から退出まで

公開:2026年10月31日/このページの内容の確認日:2026年10月31日

このページの前提:当日の流れ・時刻・持参物・禁止事項は、一般財団法人 電気技術者試験センター「令和8年度下期試験 受験案内」の「受験上の注意(技能試験)」「持参するもの」「使用を禁止しているもの」に基づきます。時刻は下期の案内の値で、回や年度で変わることがあります。机の置き方は当サイトが考える例(目安)で、公式の指定ではありません。最終確認は、自分の回の受験案内と受験票で行ってください。

先に結論

  • 技能試験は、学科のCBT方式と違って受験票が送付されます。受験票がないと受験できません
  • 筆記用具と作業用工具は持参です。会場で渡されるのは支給材料と保護板です
  • 下期の案内では、着席時刻10:50、入室禁止時刻10:55、試験開始11:30、終了12:10(試験時間40分)です
  • 作業用の机は狭いことが公式にも注意されています。机に広げるのは、使う工具と材料だけに絞ります

技能試験の当日は、作業そのものより「着席までの動き」と「机の上」が慌ただしさの原因になります。このページでは、公式の流れを先に押さえてから、机の置き方の例を示します。

当日の流れはこの6ステップ

  1. 余裕を持って会場に着く

    来場には公共交通機関を利用します。受験者用の駐車場は用意されていません。会場に着いたら、掲示されている受験番号で自分の指定試験室を確認します。

  2. 着席時刻までに、指定の席に着く

    着席したら、受験票に記載された受験番号と、座席にある番号が一致しているかを確認します。指定された席以外で受験した場合は、欠席扱い(試験結果なし)となります。下期の案内では着席時刻は10:50、入室禁止時刻は10:55です。この時刻までに入室しないと受験できません。

  3. 受験票と工具を机上に置き、私物はカバンへ

    着席したら、受験票や工具を机上に置きます。携帯電話やスマートウォッチなどの通信機器は、電源を切ってカバン等にしまいます。学科のCBT方式のようなロッカー預けではなく、カバンにしまう形です。

  4. 監督員の指示で、支給材料を確認する

    監督員から注意事項の説明があったあと、指示に従って、支給された材料を試験問題用紙の材料表と照合します。監督員の指示があるまでは照合を始めません。不一致・不良・破損・不足があれば、その場ですぐに申し出ます。試験開始後に申し出ても、材料の交換には応じてもらえません。なお、端子ねじ・リングスリーブ・差込形コネクタは、作業のやり直しなどで不足した場合、申し出れば追加支給されます。

  5. 開始の合図で作業を始める

    作業は椅子に座って行います。立ち続けた場合は失格となります(力を入れる場合など、一時的に立つことは問題ありません)。試験中は、係員が本人確認と受験票の回収のために巡回します。

  6. 終了の合図で、すぐに手を止める

    終了の合図があったら、直ちに作業を終えます。合図の後も作業を続けていると失格となります。作業で出たゴミは、そのまま片付けなくても問題ありません。その後、工具や私物の忘れ物がないかを確認し、退出は作品の保全のため監督員の指示に従います。手荷物が作品に当たらないように注意してください。

この章の要点:当日の慌ただしさは、着席までの動きと机の上で決まります。材料の不一致や不足の申し出は、試験開始前までです。次は、時刻の目安を確認します。

時刻の目安(令和8年度下期の案内)

区切り時刻意味
着席時刻10:50この時刻までに、指定の席に着席します
入室禁止時刻10:55この時刻までに入室しないと受験できません
試験開始11:30着席から開始までには、説明と材料確認の時間があります
試験終了12:10試験時間は40分です

着席から開始まで40分ほど空くのは、注意事項の説明と材料確認のためです。この時間の使い道は監督員の指示どおりで、自分で先に材料を触ることはしません。開始までの待ち時間は、机の上の最終確認に使うのがこのページのおすすめです。

持ち物の一覧(技能試験)

区分内容
持っていくもの技能試験受験票、顔写真付きの公的証明書、筆記用具(HBの鉛筆またはシャープペンシル、プラスチック消しゴム、鉛筆削り、定規、色鉛筆・色ボールペン・蛍光ペン・マジック)、時計、作業用工具
指定工具(必ず持参)ペンチ、ドライバー(プラス・マイナス)、電工ナイフ、スケール、ウォーターポンププライヤー、リングスリーブ用圧着工具(JIS C 9711適合品)
使えるものストップウォッチ(音が出ないもの)、眼鏡・ルーペ
会場で渡されるもの支給材料、保護板(複線図を描くときにも使えます。複線図は問題用紙の余白にも描けます)
時計の注意電卓機能・通信機能を持つもの、アラーム音が出るものは使えません。スマートフォンや携帯電話を時計代わりに使うこともできません

工具セットをこれから買う場合は、工具セットの中身チェック表で、指定工具がそろっているか、セットに含まれないものは何かを確認してください。

受験票を忘れた場合や紛失した場合は、試験会場本部へ相談することとされています。ただし、受験票がないと受験できないのが原則です。前日のうちにカバンへ入れておいてください。技能試験の受験票は、下期の場合は2026年11月27日(金)に発送されています。

机のレイアウト|置き方の例

受験案内には「作業用の机が狭いので、その上に置く工具は、他の受験者に迷惑がかからないように配慮してください」とあります。持参する工具の数量自体に制限はありませんが、机に広げる量には限りがあります。下の図は、当サイトが考える置き方の例です。

図1 技能試験の机の置き方を示した模式図(当サイト作成のイラスト)。中央に保護板、右に工具、左に支給材料、奥に問題用紙と筆記用具、左奥に受験票、右奥にストップウォッチを置く配置
机の置き方の模式図(当サイト作成のイラスト(生成)です。実際の試験問題の図や配線図ではありません)。中央=保護板の上で作業、右=工具、左=支給材料、奥=問題用紙・筆記用具・ストップウォッチ、左奥=受験票、という分け方です。
場所置くもの理由
中央保護板の上だけを作業場所にする作業範囲を決めておくと、部品が散らからず、作品の置き場も迷いません
右側(利き手側)工具を、よく使う順に縦に並べる探す動きを減らすためです。並べるのは使うものだけにし、使わない工具はカバンの中に残します
左側支給材料を、種類ごとに小さく分けて直接置く材料表と見比べやすくするためです。仮置き用の小箱や皿は持ち込めないので、机の上に直接、種類ごとに寄せて置きます
奥側問題用紙と筆記用具、ストップウォッチ作業の邪魔にならず、見たいときに目に入る場所です
隅受験票試験中に係員が回収のため巡回します。取り出しやすい隅に置きます

左利きの人は、工具と材料の左右を入れ替えてください。要点は「作業場所・工具・材料・問題用紙の場所を先に決める」ことで、左右そのものではありません。練習のときから同じ置き方で通し練習をしておくと、当日に置き方で迷いません。

机に置けないもの・やってはいけないこと(公式の禁止事項)

  • 電動工具(充電式を含む)、改造した工具、自作した工具は使えません
  • 配布される保護板以外の下敷きや作業用シート類は使えません
  • ネジやリングスリーブなどを仮置きするための小箱や皿類は持ち込めません
  • 支給された材料以外の材料は使えません。他の受験者から工具を借りることもできません(失格の対象です)
  • 電線を一時的に束ねるクリップ等は使えますが、試験終了までに必ず外します

安全のために、作業は椅子に座って行い、電工ナイフなどの刃物は使わない間は刃先の向きに注意してください。材料は通電していない支給材料ですが、工具の扱いは練習のときと同じ慎重さでどうぞ。

学科のCBT当日との違い

学科の当日の流れはCBT当日の流れと持ち物にまとめています。

まとめ

よくある質問

Q. 受験票を忘れたら、もう受けられませんか。
A. 受験案内では、忘れた場合や紛失した場合は試験会場本部へ相談することとされています。ただし、受験票がないと受験できないのが原則です。相談で済ませる前提にせず、前日にカバンへ入れてください。

Q. 工具は全部机に出していいですか。
A. 数量の制限はありません。ただし受験案内は、机が狭いので他の受験者に迷惑がかからないよう配慮を求めています。使う工具だけを並べ、残りはカバンの中に置くのが現実的です。

Q. 材料が足りなくなったら終わりですか。
A. 端子ねじ・リングスリーブ・差込形コネクタは、やり直しなどで不足した場合、監督員に申し出れば追加支給されます。ただし、支給材料の不良や不足の申出は、開始前の材料確認のときに限ります。開始後は交換に応じてもらえません。

Q. 複線図はどこに描くのですか。
A. 問題用紙の余白を利用します。当日配布される保護板も利用できます。自分の下敷きや作業用シートは持ち込めません。

Q. 作業中に立ってはいけないのですか。
A. 作業は椅子に座って行います。立ち続けた場合は失格となりますが、力を入れる場合など一時的に立つことは問題ないとされています。

出典

一般財団法人 電気技術者試験センター「令和8年度下期試験 受験案内」(https://www.shiken.or.jp/construction/upload/r8kmousikomiannai2.pdf)の「技能試験日程表」「受験票について」「受験上の注意(技能試験)」「使用を禁止しているもの」「使用できるもの/持参するもの」による。試験時間40分は、同センター「令和8年度第二種電気工事士技能試験候補問題の公表について」(すべての問題について40分の予定)にも基づく。確認日:2026年10月31日。机の置き方の図と配置は当サイトの目安です。

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